踵の痛み
- 踵が痛い
- 足の裏が痛い
- 階段を上るときに痛い
- つま先立ちをすると痛い
- 歩き始めが痛い
【足底腱膜炎】
ランニングやジャンプ動作などで、荷重による衝撃(圧迫力)と強く引っ張られる力(牽引力)の両方が繰り返されることで、足底腱膜に大きな負荷が集中し、小さな断裂や炎症が起こりやすくなります。
朝の起床時に立ち上がりの最初の一歩で踵をついた際に鋭い痛みが出ることが特徴です。
中高年の女性に多く見られます。
【アキレス腱付着部症】
アキレス腱付着部症の原因は、踵の骨に付着する部位でアキレス腱が絶えず引っ張られていることにあります。
座っていることが多い生活習慣や肥満、運動による酷使によって下腿三頭筋が拘縮したり、伸張性が低下しているとリスクが高くなります。
踵の痛みを放置してしまうと?|札幌市豊平区 福住整骨院|整形外科が運営する整骨院 | 土日営業
【足底腱膜炎】
足底腱膜炎を放置すると、ウィンドラス機構がうまく機能しなくなるため、足を蹴り出すエネルギーが足りなくなります。
慢性化した場合、踵の骨に骨棘(こつきょく)と呼ばれるトゲのような突起ができて、さらに痛みが増すことがあります。
足底腱膜炎は自然に改善する人もいますが、一部の人ではなかなか治りにくい難治性足底腱膜炎となることがあります。
難治性の方は1年以上、あるいは数年単位で痛みが続いてしまいます。
【アキレス腱付着部症】
アキレス腱には血管組織がほとんどないため、一度炎症が起きてしまうとなかなか治りません。
特に足首を上向きに曲げると強い痛みが生じます。
腫れもみられるようになります。
さらに進行するとその部位に「石灰化・骨化」などの組織の変化が生じます。
アキレス腱付着部症にならないための予防法として、運動前には、とにかくしっかりとストレッチングを行うこと、足に合った靴を履くこと、靴に中敷きを装着することなどで予防することができます。
福住整骨院での踵の痛みに対する考え方|札幌市豊平区 福住整骨院|整形外科が運営する整骨院 | 土日営業
踵の痛みは、原因によって大きく「足底側」と「後方(アキレス腱寄り)」に分かれます。
ここでは、もう少し詳しく疑われる疾患や状態について考えていきましょう。
踵の裏(足底側):疑われる疾患として、足底腱膜炎、踵脂肪体障害、踵骨骨棘、疲労骨折など
踵の後方(アキレス腱付着部周囲):疑われる疾患として、アキレス腱炎、踵骨滑液包炎、シーバー病(小児)など
踵の痛みと言っても様々な疾患があります。原因を見極める為には、一度整形外科でしっかり検査を受ける事をおすすめいたします。受診後も痛みが続くようでしたらご相談ください。
Q&A|札幌市豊平区 福住整骨院|整形外科が運営する整骨院 | 土日営業
Q.記事の内容にある「ウィンドラス機構」とはなんですか?
A.申し訳ございません。説明がないとわからないですよね。失礼致しました。
まずは、ウィンドラス機構の役割について理解を深めましょう!
役割:歩行時に少ない力で強く蹴りだせる、衝撃を吸収し関節への負担を軽減する
機能面:歩行で考えた時に、ウィンドラス機構は「つま先で蹴り出す瞬間に働き→母趾背屈(親ゆびが伸びた状態)→アーチ上昇→蹴り出しの推進力向上」
推進力が向上するとエネルギーが分散し、効率よく蹴り出すことが可能になります。