変形性頸椎症
- 後頸部や背部に痛みがある
- 首が凝りやすい
- 頸部の可動域制限がある
- 頭痛が出てきた(緊張性によるもの)
- しびれが出てきた
変形性頸椎症は、椎間板の退行変性に伴い、椎間板腔の狭小化により椎骨や椎間関節に負荷がかかり、椎体辺縁で骨増殖(反応性)が起こり骨棘が形成されます。
そもそも椎間板とは?
背骨の椎間板は骨と骨の間に存在しています。
骨と骨がぶつかってしまわないように衝撃を吸収するクッションの役割です。
〜変形性頸椎症の流れ〜
①椎間板は年齢を重ねるにつれ少しずつ強度が低下していきます。
②衝撃を吸収する役割が低下してしまい骨増殖が起こります。
※骨増殖というのは、損傷した組織を修復しようとする働きです。
③椎間板の変形(骨棘の形成)
椎間関節は変性・狭小化し、頸椎の配列異常などが生じます。
変形性頸椎症を放置してしまうと? l 札幌市豊平区 福住整骨院
変形性頸椎症は、加齢によるものや不良姿勢などが原因で起こる事があります。
ですが、症状が出現しない事もあります。だからこそ注意が必要です!
変形が進むと、首や肩(項部や上背部)の張り、痛み、可動域制限などが出現します。
より高度になると、頸椎症性脊髄症、頸椎症性神経根症などが出現し、しびれや手指の巧緻運動障害(指先を使った細かい動き)などをきたす事があります。
症状が出現しない場合もあり難しい疾患ですが、痛み・しびれは何かのサインかもしれません。
何か変だな?と感じましたら、お早めに医療機関等を受診して下さい。
福住整骨院での変形性頸椎症に対する施術 l 札幌市豊平区 福住整骨院
変形性頸椎症の診断は、レントゲン検査により、椎間板腔の狭小化、椎体辺縁の骨硬化、骨棘の形成などを確認します。
※整骨院ではレントゲン検査はできませんので整形外科を受診して下さい。
福住整骨院では、徒手検査(神経症状の有無)や可動域検査を行い、頸部だけでなく身体全体を評価し、負担軽減やそれ以上の負担をかけない取り組みをご提案いたします。
※変形した骨棘は徒手的に整復することはできません。
身体の使い方やストレッチング・筋力トレーニングなどを一緒に考え施術を行います。
Q&A|札幌市豊平区 福住整骨院|
Q1.いわゆるストレートネックとは違いますか?
A.すごく良い質問です!ワードばかりが先行する時代なので知識は常に持ち続けておくと損はないです。簡単にですがご説明いたします。
変形性頚椎症は骨の変性です。加齢によるものや負荷の蓄積が原因で、かつ進行性であり神経症状を伴うことがあります。
一方、ストレートネックは姿勢が原因で、骨自体の変形はなく、頚椎のカーブが減弱したした状態を指します。頚椎は生理的に前弯しているので、そのアーチ構造の低下と考えてください。
Q2.ストレートネックが原因で変形性頚椎症になる場合もありますか?
A.可能性はあります。ですが、直接的な因果関係は限定的です。
ストレートネック自体は骨の変形を伴わないため、直接的に変形性頚椎症へ移行するわけではありません。
しかし、ここからが重要で、ストレートネックによる持続的な負荷が、結果的に変性を促し、変形性頚椎症の発症リスクを高める可能性は十分にあります。
早めに対策して損はないです。スマホ首やストレートネックなどワードが先行してしまう時代だからこそ、可能であれば国家資格を取得している専門家の評価をおすすめいたします。