変形性膝関節症 O脚・X脚
- 膝がこわばる
- 正座が辛い、正座やあぐらがしづらい
- 水が溜まる、水が溜まって膝が腫れる
- 動き始め、歩き始めや立ち上がり時に痛む
- 膝の変形、膝のO脚変形が目立つようになる
変形性膝関節症は、明らかな原因がなく、加齢に慢性的な刺激が加わって発症する1次性と、外傷や半月板施術後、あるいは炎症性・代謝性疾患に伴って生じる2次性に分けられます。
頻度としては、1次性の変形性膝関節症が多い傾向です。
初期の変形性膝関節症では、歩き始めまたは動き始めは痛いけれど歩いているまたは動かしていると徐々に痛みが消えていくことがあります。
変形性膝関節症の症状
①疼痛
膝内側の運動開始時のこわばりや疼痛が出現します。
②関節可動域制限
膝関節の曲げ伸ばしが徐々に制限されます。
③腫脹
関節液の貯留などにより腫脹がみられます。
(膝に水が溜まるのはこの関節液が多い状態を言います。)
④変形
膝内側の関節軟骨の摩耗などにより、膝の変形がみられます。
日本人では、膝の内反変形(O脚)が多い傾向にあります。
O脚(内反膝とも言われる)とは、両膝が外側に彎曲した状態で、左右の内くるぶし(足関節内果部)をそろえても、左右の膝の内側(大腿骨内果部)が接しないものです。
X脚(外反膝とも言われる)とは、両膝が内側に彎曲した状態で、左右の膝の内側(大腿骨内果部)をそろえても、左右の内くるぶし(足関節内果部)が接しないものをいいます。
変形性膝関節症 O脚・X脚を放置してしまうと…? | 札幌市豊平区 福住整骨院
O脚・X脚の原因は生理的な変形と病的な変形に大別できます。
一般に、乳幼児の膝は生理的にO脚を呈しており、歩行開始後より徐々に外反していき2歳から6歳にかけては逆にX脚傾向となります。
その後、外反は少し減少し、7歳ぐらいで成人の下肢形態に近くなります。
また、生理的な変化は左右対称であり、痛みや機能障害などの訴えはありませんし、生理的なO脚・X脚については、自然に改善するため特に治療の必要はありません。
ただし、病的な変形性膝関節症を放置してしまうと、関節軟骨の変性、摩耗、骨棘形成、軟骨下骨の骨硬化、二次性滑膜炎などが進み関節変形(O脚)も高度となり、日常生活でも不便をきたし歩行が満足にできない状態や寝たきり、手術が必要になることもあります。
福住整骨院での変形性膝関節症 O脚・X脚に対する施術 | 札幌市豊平区 福住整骨院
変形性膝関節症の診断には、病院での診察やレントゲン検査が必要となります。
レントゲン検査では、骨棘の形成、大腿骨と下腿骨の間の狭小化、関節面の不整、軟骨下骨硬化などがみられます。
福住整骨院では、日常生活で痛みが生じる動作を十分に把握します。
徒手検査、関節可動域検査、筋力評価、歩行状態、重心線、姿勢などを評価し
手技療法・運動療法・電気療法を行います。
※電気療法ではお身体によって使用してはいけないケースもありますので初検の段階で注意深くお聞きします。また電気療法が苦手な方もご相談ください。
また、代償動作の有無を確認し膝だけでなく、お身体全体を評価し施術を行います。
変形性膝関節症に対する運動療法では、膝を支える筋肉の強化を図ります。
例としては、「太ももの前側の筋肉を鍛える」「おしりの外側の筋肉を鍛える」「体幹を鍛える」など
負荷のかけ方は、お身体の状態に合わせ、膝関節へのストレスや疼痛の増悪に注意し筋力訓練や体操を行います。
福住整骨院では、自宅に帰ってからでも簡単に行えるトレーニングやストレッチングなども指導していきます。