腰椎椎間板ヘルニア
- 腰・お尻・足に痛みやしびれがある
- 背中を丸めた姿勢で痛みが増強する
- 咳やくしゃみによって症状が増強する
- 足が動かしにくい
- 足に力がはいりにくい
椎間板の変性(老化)は10歳代後半から始まると言われています。
変性によって椎間板の弾力性が失われ、椎間板に繰り返しの負荷が加わると、椎間板の繊維輪が膨隆して裂隙が生じ、そこから髄核が脊柱管内・椎間孔へ突出・脱出し、馬尾神経や神経根を圧迫します。
それにより周辺への炎症を起こし腰痛や下肢痛が生じます。
椎間板の加齢による髄核の水分減少(変性)の他には、重労働・スポーツ・外傷などによる負荷が加わり発症するケースが多い傾向にあります。
また、運動不足や喫煙も椎間板を弱くしてしまう要因の一つとなります。
腰椎椎間板ヘルニアの主症状は腰痛、足のしびれ(主に片側)が出現します。
運転中や背中を丸めた姿勢(前屈)で痛みが増強し、立つと痛みが和らいだりもします。
咳やくしゃみ、排便時のいきみなどによって症状が増強される場合もあります。
安静時でも程度によっては痛みが出現します。
筋力低下や関節可動域制限(特に腰椎の前屈制限)がみられることもあります。
腰椎椎間板ヘルニアを放置してしまうと? | 札幌市豊平区 福住整骨院
腰椎椎間板ヘルニアを放置した状態が続くと、痛みやしびれが強くなり身動きがとれない状態や座っていられない状態が起こることもあります。
また症状の進行によっては痛みを回避する為の機能性側弯症を呈することもあります。
側弯症とは、背骨がねじれを伴って左右に曲がった状態を言います。
腰椎椎間板ヘルニアでの側弯症とは、痛みが出ないように身体を傾けてしまうことです。
側弯症により、身体の重心線が崩れてしまうと他の組織にも影響が出てしまう恐れがありますので十分に注意が必要です。
腰椎椎間板ヘルニアの程度によっては、感覚障害や歩行障害を招くこともあり、膀胱・直腸障害や進行する神経麻痺の場合は手術となることもあります。
福住整骨院での腰椎椎間板ヘルニアに対する施術 | 札幌市豊平区 福住整骨院
腰椎椎間板ヘルニアにはステージがあり、変性・突出・脱出・遊離とあります。
どの部位で脊髄や神経根が圧迫されているが重要です。
整骨院では、レントゲン検査は出来ませんので診断の際は、病院でのレントゲン検査やMRI検査が必要となります。
福住整骨院では、徒手検査による神経刺激症状有無の誘発テストを行います。
痛みが出ている箇所やしびれの範囲、下肢の筋力評価、関節可動域、姿勢、歩行状態など身体全体を評価し負担がかからない範囲で手技療法・運動療法・電気療法を行います。
※電気療法にはお身体によって使用してはいけないケースもありますので、初検の段階で注意深くお聞きします。また電気療法が苦手な方もご相談ください。
福住整骨院では症状の軽快とともに体操が可能と判断した場合は、ストレッチング、股関節周囲筋の柔軟性向上、体幹の筋力強化などもお身体の状態に合わせて行います。