慢性腰痛
- 腰全体に疲労感や重だるさがある
- 長時間の同じ姿勢で痛みがでる
- 運動後にだるさがでる
- 起床時に痛みが強く、動かすと痛みが和らぐ
- 椅子から立ち上がる時に腰が痛む
「慢性腰痛」の定義として、発症からの期間が3か月以上経過した状態の事を言います。
近年発表された腰痛原因の内訳は、椎間関節性22%,筋・筋膜性18%,椎間板性13%,狭窄症11%,椎間板ヘルニア7%,仙腸関節性6%とも言われています。
また原因不明で起こる腰痛も22~23%存在します。
考えられる要因としては、筋疲労や不良姿勢、柔軟性の低下や筋力不足、同一動作による繰り返しの負荷などが考えられます。
また、過去の腰痛の既往や運動不足、肥満、喫煙なども要因の一つとなります。
慢性腰痛を放置してしまうと? | 札幌市豊平区 福住整骨院|整形外科が運営する整骨院 | 土日営業
ここでは、慢性腰痛を放置した場合の主なリスクについて考えていきましょう!
①痛みの悪循環に陥る
・腰痛が続くと、身体を動かさなくなる(活動量の低下)、筋力が低下し、姿勢が悪化してさらに負担がかかる、痛みが慢性化し、神経が過敏になり痛みを感じやすくなるなどの観点から
動かない→筋力低下→さらに痛みが増すという悪循環に陥る可能性があります。
②運動機能の低下(ロコモティブシンドローム)
・慢性的な腰痛が続くと、腰をかばうことで歩行や姿勢が悪くなり、関節や筋肉の柔軟性が低下する。また、筋力低下により転倒リスクが高まり、骨折や寝たきりの可能性も考えられます。
③心理的な影響(うつ・不安障害のリスク)
・慢性的な痛みは、ストレスや不安を引き起こし、うつ症状を伴うことがあります。例えば、「この痛みは一生治らないのでは?」と考え、痛みに対する恐怖が出現する場合もあります(恐怖回避思考)
④慢性疾患との関連(糖尿病・高血圧など)
・腰痛による活動低下で、運動不足になり、生活習慣(糖尿病・高血圧・肥満)のリスクが上昇します。また、炎症が慢性化すると、体内の炎症性物質(サイトカイン)の増加が関連し、心血管疾患のリスクが高まる可能性も指摘されています。
福住整骨院での慢性腰痛に対する考え方 | 札幌市豊平区 福住整骨院|整形外科が運営する整骨院 | 土日営業
慢性腰痛に対する最初の取り組みとしては、整形外科で適切な検査を受けることです。
「自分の身体を知る!」という事から始められると良いと思います!自分の身体を知ることで気持ちも前向きになり、活動量が増え、結果的に自分の身体と更に向き合う事に繋がります。
私たちも、慢性的な腰痛でお悩みの方は本当に多いと感じます。福住整骨院の考え方としては、徒手療法家や整体師(ゴッドハンド?)が施術をして身体が良くなる?時代は古いかもしれません。理由は単純で、他者がどれだけ優れた施術をしても、原因が分からなければ再発を繰り返すからです。
なので、まずは整形外科を受診し適切な検査を受けることをおすすめし、専門家の栄養指導や運動指導を取り入れながら症状が良い方向に向かうことを心より願っております。
福住整骨院のスタッフも一人一人の身体と真摯に向き合える方が多いので、ご不明な点などがあればお気軽にご相談ください!
Q&A|札幌市豊平区 福住整骨院|整形外科が運営する整骨院 | 土日営業
Q.慢性腰痛に対するセルフケアやストレッチの方法はありますか?
A.慢性腰痛という言葉が腰痛の総称として使用される機会が多いので、慢性腰椎に対してはこのケアやストレッチ方法がおすすめというのは根拠が弱いのですが…
例えば、自分の身体を知るという観点から、立位で足裏の感覚を感じてみてください。右足と左足どこに力が加わってるかを考えると良いかもしれませんね!
※実は、立位はバランスを取るのが難しいです。広い環境や倒れそうになった時に、近くに支えるものがあると好ましいです。また。実施する際は、必ず目は開けてください。閉眼立位は転倒のリスクが上昇してまいます。
このようにリスク管理も想定した上で、専門家のアドバイスを受けながら自分のものにすると良いかと思います。