腱板損傷
- 肩を動かすと痛む
- 夜間痛がある
- 物を肩より上に挙げられない
- 腕を挙げた状態を保持できない・腕が下がる
- 脱力感がある
腱板は、棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋という4つの筋の腱から構成されます。
肩関節を取り囲むように補強し、肩甲骨と上腕骨を連携し、肩関節の回旋運動(捻る運動)に関与します。
腱板損傷の原因と考えられることは?
①転倒や外傷によるもの
②加齢に伴う退行性変性(新陳代謝の低下)
③繰り返しの外力・負荷(使いすぎによるもの)
④投球動作など
腱板を断裂した場合は、棘上筋に多く、断裂形態は完全断裂と不全断裂(関節面、腱内、滑液包面)に分類されます。
腱板損傷を放置してしまうと? | 札幌市豊平区 福住整骨院
回旋筋腱板(棘上筋,棘下筋,小円筋,肩甲下筋)の役割は、肩の安定です。
肩を安定させる事でスムーズに肩を動かすことができます。
では、肩を安定させる役割の腱板が、何らかの影響で損傷してしまったら?
結論的には、他の組織が過剰に働いてしまいます!
また腱板は、痛みに敏感な部位です。
腱板に何らかのストレスが加わると、運動時痛や夜間痛などが引き起こされます。
痛みのため、不眠や更衣などにも支障をきたしてしまうこともあります。
福住整骨院での腱板損傷に対する施術 | 札幌市豊平区 福住整骨院
福住整骨院では、カウンセリングを行い、どの部位が障害されているかを徒手的に検査します。
腱板損傷または断裂の診断はレントゲン検査やMRI検査が有用です。
整骨院ではレントゲン検査はできませんので、お近くの整形外科を受診して下さい。
断裂がある場合でも、肩を動かせる事があるので注意深く評価・検査を行う必要があります。
【知っておいた方がいいこと】
外傷評価が専門である柔道整復師の見解としては、受傷後に外転位固定を行っても断裂部は修復が困難です。
逆に肩峰と大結節に挟まれて変性しやすく、関節液が漏出して断裂部の治癒を障害する可能性がありますので注意が必要です。
福住整骨院で行う腱板損傷の保存療法は腱板の修復ではなく、除痛や代償機能を獲得すること目指します。
そのためには肩だけでなく、身体全体を評価する必要があります。