肩甲骨は、肩や背中・首の動きに関わる重要な骨です。しかし、長時間のデスクワークやスマートフォンの使用などで前かがみの姿勢が続くと、肩甲骨周りの筋肉が固まり、肩こりや首の痛み、頭痛などが起きてしまうことがあります。

ここでは、肩甲骨はがしについて理解を深めていきましょう！

肩甲骨はがしとは？

肩甲骨はがしとは、肩甲骨周辺の筋肉をほぐし肩甲骨の動きをスムーズにするための施術方法です。肩こりや首の痛み、姿勢の改善などに効果的でデスクワークやスマートフォンの使用が多い方に必要な場合があります。

肩甲骨はがしを行うことで、肩甲骨周りの筋肉をほぐし血流を促進することで、肩こりや首の痛み・頭痛などの症状や姿勢の改善に対して効果が期待ができます。

ここでは、肩甲骨はがしの効果について解説していきす！

〇肩こりの改善

肩甲骨周りの筋肉をほぐすことで、肩こりを改善します。これは、血行が良くなり筋肉の緊張が緩和されるためです。

〇姿勢の改善

肩甲骨の動きがスムーズになることで、猫背や前かがみの姿勢が改善されます。正しい姿勢を保持する為に必要な要素です。

〇首の痛みの緩和

肩甲骨周りの筋肉が緩むことで首の痛みも緩和することがあります。これは、首と肩は連動して動くため肩甲骨の動作が改善されると首への負担も軽減するためです。

〇ストレスの緩和

肩甲骨はがしによって効果が得られ、ストレスの軽減にもつながる場合があります。よって、心身のリフレッシュ効果が期待できます。

〇運動パフォーマンスの向上

肩甲骨がスムーズな動きになることで、スポーツや日常生活の動作が快適になります。運動パフォーマンスを上げたい方にも適しています。

 

次に、肩甲骨はがしはどのような方に適しているかを考えていきます！

〇デスクワークが多い

長時間のデスクワークで首や肩が疲れている方

〇スマートフォンやタブレットを良く使う

スマートフォンやタブレットをよく使う方(前かがみの姿勢が続くと肩甲骨周りの筋肉が固まりやすい為)

〇肩こりや首の痛みに悩んでいる

慢性的な肩こりや首の痛みを感じている方

〇姿勢を改善したい

猫背や前かがみの姿勢を改善したい方

〇スポーツをしている

肩甲骨の動きをスムーズにすることで、運動パフォーマンスの向上が期待できます。

次に肩甲骨はがしの具体的な方法を解説していきます！

〇手技療法

専門家が手技で肩甲骨周りの筋肉をほぐします。適切な圧力をかけながら筋肉にアポローチし肩甲骨の動きをスムーズにします。

〇ストレッチング

自宅でも可能な簡単なストレッチを取り入れることで、肩甲骨まわりの筋肉を緩めることができます。具体的なストレッチ方法は可能であれば専門家からのアドバイスを受けましょう。

〇エクササイズ

肩甲骨周りの筋肉を強化するエクササイズもおすすめです。肩甲骨は６方向の動きが存在します。様々な動きを取り入れたエクササイズが有効です。

〇フォームローラーの使用

フォームローラーのを使って肩甲骨周りの筋肉をほぐす方法もあります。フォームローラーを肩甲骨周囲に当て、転がすことで筋肉を解放させます。

〇機器の使用

電気刺激や超音波などの専門的な機器を使って肩甲骨周りの筋肉をほぐすこともあります。機器を使用することによって効果的に肩甲骨はがしを行うことができます。

※申し訳ございませんが、福住整骨院では超音波は扱っておりませんのでご了承ください。

 

最後に、肩甲骨はがしを行う際の注意点について解説してきます！

肩甲骨はがしを行う際は、以下の点に注意してください。

〇無理をしない

無理に筋肉をほぐすと逆に筋肉が痛くなることがあります。適度な圧力で心地よく行いましょう！

〇専門家の指導を受ける

肩甲骨はがしを行う場合は、専門家の指導を受けることをお勧めいたします。正しい方法で行うことで効果を最大限に引き出すことができます。

〇理解すること

肩甲骨はがしは、動きをスムーズにすることを目的としています。

動きがスムーズになるだけでは、肩甲骨周囲の機能は未完成です。肩甲骨は安定させることも大変重要な役割です。よくお聞きするのがインナーマッスルですね。(棘上筋、棘下筋。小円筋、肩甲下筋)

施術を提供する側は、利用者様にしっかり説明をし、施術を受ける側は、今何をされているのかを理解していきましょうね！

〇他の施術や運動と併用する

肩甲骨はがしだけでなく、他の施術や運動と併用することで、より効果的に症状を緩和することができます。福住整骨院では、電気療法や運動療法などを組み合わせて行う場合が多いです。

まとめ

肩甲骨はがしを行うことで、肩こりの改善や姿勢の改善、首の痛みの軽減、ストレスの緩和、運動パフォーマンスの向上など様々な効果が期待できる場合がございます。

肩甲骨だけでなく、全身状態に目を向け肩甲骨周囲の組織をしっかり理解し、その上で肩甲骨はがしがご自身の身体に適しているかを専門家と相談しながら正しい方法で行うことをお勧めいたします。