モートン病は足趾の間を通る神経が圧迫されることによって起こる神経障害の一種です。
男性よりも中年以降の女性に多く、第3趾と第4趾の間に起こることが多い疾患です。
神経が圧迫される原因として、ハイヒールなどの爪先が細くヒールが高い靴を履くことや、外反母趾など骨の形態異常の場合や、ガングリオンなどの腫瘍が考えられます。
日常生活動作ではつま先立ちが原因となります。
つま先立ちをすることによって、足趾に行く神経が中足骨間を連結する靱帯(深横中足靱帯)のすぐ足底部を通過するため、この靱帯と地面の間で圧迫されて神経障害が生じます。
モートン病と似た症状
モートン病と似た症状の疾患として足根管症候群と足底腱膜炎があります。
・足根管症候群
足の裏に行く神経は、内果(うちくるぶし)の下を通って足の裏から足の指に向かいます。
この内果の部分は、狭いトンネルの中を神経と動脈・静脈が一緒に走っているため、神経が傷みやすい箇所でもあります。
このような症状がみられた場合を足根管症候群といいます。
足根管症候群の症状は、踵以外の足の裏から足の指にかけて、痺れて痛くなります。
モートン病とは違い、足の甲や足首より上の方に痺れが出ることはありません。
・足底腱膜炎
足底腱膜炎とは、久しぶりのランニングや、テニスやバスケットボールなど走り回るスポーツをしたり、休憩せずに長時間歩いた時、足裏に大きな負荷がかかりすぎることによって引き起こされる炎症のことです。
特に踵や土踏まずあたりに症状を引き起こすことがあります。
【誘発テスト】
- 椅子の上に座り片足を膝の上に乗せます。
- そこから親指を反らせた状態で、手の親指で足の裏を押していきます。
- 特に土踏まずとかかとの端(指側)に痛みが出るようなら、足底腱膜炎疑いの可能性があります。
足底腱膜炎は、起床時に強い痛みを感じやすいのも特徴の一つです。

福住整骨院でのモートン病に対する考え方

手技・物理療法:痺れや負担の掛かっている部位の軽減
運動療法:柔軟性の向上や足部の形状を保つために、足関節周囲や足底の筋肉を強化するトレーニング指導も状態に合わせ検討
日常生活動作の管理指導
例えば、痛みの緩和(安静指導)、つま先立ちなど痛みの出る動作は控える(疼痛管理による指導)、作業中の足の位置に注意する(身体の使い方による指導)、ハイヒールを避けたシューズを選択する(環境設定による指導)など


